18日目の続き 二悶着。

バスが到着し、予約していたバスターミナル近くのホテルを目指す。


津波の避難経路だろうか。

ホテルにつき、チェックインをしようと名前を告げると驚くことに部屋が空いていないと言われる。booking.comで予約した証拠を見せても空いていないものは空いていないんだと相手にしてもらえない。長旅の疲れもあり少々短気になっており受付を問い詰めた。

この責任はアプリとホテルどちらにありますか?
booking.comです。あと、アプリの値段は間違ってるのでその金額では泊まれません。
では、私はあなた方ホテル側ではなく全面的にアプリに解決を求めたら良いわけですね?
た、たぶんそうです。でも私達のボスが何とかかんとか。(歯切れが悪く良く聞き取れない。)
本当は金額や空き部屋を修正しない君達が悪いんじゃないですか?
い、いやそんなぁ ことはぁ 無いんじゃないかなぁ...

呆れた。このホテルは恐らく低価格で客を寄せ付け実際はもっと金を取っていたり、空き部屋の管理もずさんなのだ。
私はホテルの評価が低いことから嫌な予感がして、キャンセル無料プランで予約していたので泊まれないだけで済んだのだが、最安の返金不可プランならばアプリに問い合わせて返金申請等大変な手間になる所であった。

booking.comにクレームをと思ったが今日の宿を確保するのが先決である。憎たらしい受付の前に居座り、新たなホテルを予約し、配車アプリでタクシーを呼ぶ。
腹立たしい事に、代わりのホテルを探している間も私がわかったわかったと言っているのに受付はしつこく言い訳をしていた。

バイクタクシーが到着し私が出ていこうとしたとき、後ろから受付に呼び止められた。どうやら謝罪をしているようだ。
最初に謝罪なり解決を手伝ってくれたら容易に許しただろうが、今更の謝罪を受け入れる気にはなれず受付を睨みつけ、新たなホテルへと向かった。

ついたのはカプセルホテルで安いだけあり、水シャワー蚊だらけ不潔な水回りと散々だったがもう引き返せない。一通り寝る支度を済ませカプセルに入るも、カプセル内に蚊が大量に湧いていた。

先ほどの怒りを発散するかのごとく全ての蚊を握りつぶしようやく安心できた。

booking.comにクレームを入れるつもり満々だったが、もうあのホテルに時間を使ってやることすら腹立たしくなりクレームは辞めにし、気絶するように眠った。