9日目 過ちは再び

深夜1時頃、バスの中で目を覚ました。
マップを開いて位置を確認する。

寝過ごしたぁぁぁ!

プロボリンゴは遥かかなたまもなくスラバヤに到着という状況だった。バスが出る前にブロモ山ツアーとともに予約しておいた宿からはbooking.comを通じて、怒涛のメッセージが来ている。

宿代800円は返ってこなそうだ。

寝坊も行き過ぎると逆に冷静になると言う通り、今当に冷静そのものだ。追加料金は要らないようでスラバヤで下車。しつこく寄ってくるタクシーをフルシカトしながらレイトチェックインのホテルを予約し、流れるようにバイクタクシーを手配する。タクシーの運転手を一瞥することもなくその場を後にした。(バリは良いとして、インドネシアのタクシーは一社を除いて危ないから乗らないほうが良いと言われていたので。それにアプリの方が安いし)

宿の前に到着するも扉は閉まっている。声をかけても誰も出てこない。バイクタクシーの運転手は私が困った視線を送るとそそくさとその場を後にした。

静まり返った知らない町の人気の無い路地に私一人。
だが実はこの展開も十分予想出来ていた。コルカタ深夜到着時、目的の宿が閉まっており散々な目にあった経験と同じ臭いがしたからである。
そのため、その宿が不発でも問題無いよう、ホテル密集地の前払い不要ホテルを予約していた。

一軒ぐらい空いているだろうと歩き出す。

一軒も空いていません。

10軒ほど回っただろうか、空いているホテルが一軒もなく、鍵や柵がされており敷地に入れない。まさか治安が悪すぎて夜は開けられないのだろうか。若干心細くなり始めた頃、一縷の望みを見た。

24時間営業のサークルkが煌々と明かりを灯していたのだ。コンビニに駆け込み、この辺で空いてるホテルは無いかと店員に尋ねる。すると親切なことに一軒あるかもしれないと案内してくれた。

閉まっていた。

しかし、フロントで寝ている人物が見える。コンビニ店員と共に扉を叩きフロントマンを何とか起こし無事に宿泊場所を確保することが出来た。コンビニ店員に深く礼を言うと、金を要求することもなく去っていった。

寝床を確保出来たのは深夜2時、シャワーを浴び、今後の予定を練り、バスや列車の調べ物で気づけば外が明るくなっていたので、目覚ましを設定しチェックアウト時間まで寝ることにした。

12時にチェックアウトを済ませ、スラバヤ中心部へ向かう。スラバヤはあまり観光地が無いようなので、明日のジョグジャカルタ行き鉄道チケットを買い、近場を見て、今日の安宿を予約し再び床についた。


スーパーで売られていたスターフルーツ
インドネシアが名産地らしいものの見るのも初めてだ。味は梨とほぼ変らない様に感じた。3kルピア。スーパーで他のフルーツの値段を見た所南国というだけありフルーツがとにかく安い。スイカやメロンが一玉500〜1000円ぐらいで買える。またパイナップルやドラゴンフルーツのようなトロピカルフルーツは更に安い。


インドネシアに来てからノラ犬はバリで少し見かけた程度でノラ猫が圧倒的に多い。


退役した潜水艦モニュメント
内部の殆どを見ることができる。


魚雷発射管。直近のコナンの映画を思い出します。

明日はインドネシアにとって特別な日らしいので何があるか楽しみです。