15日目 ジャカルタ観光。
マクドナルドを出て電車で宿まで向う。バリ島のバスのように電子マネーしか受け付けていないらしく、スイカ的な物を購入し乗り込む。
車内は日本っぽいというか日本だった。
見たことある車両
宿に荷物を置いてから街へ繰り出した。
モナス
ジャカルタで最も有名な観光地。独立当時の国民が持つ闘志を表現した炎のオブジェが頂上に取り付けられ、塔の根本は歴史博物館になっている。
修学旅行生でいっぱいだったので中にはいるのは断念。
イスティクラル大モスク
東南アジア最大のモスクで最大20万人近く収容できるらしい。
観光客窓口を見つけるのに苦労したが、窓口では英語ガイドがつくほか靴の預かり等全て無料で行ってくれた。
セントラル・カテドラル
イスティクラル大モスクの向かいに立つキリスト教会。
多様性を重んじる国策としてキリスト、イスラムの礼拝所を向かい合わせに作ったのだとか。
ここから先ほどのICカードをつかい今度はトランスジャカルタという専用レーンを走るバスで移動する。
このバスどこまで乗っても3500ルピアという格安交通手段でバックパッカーとローカルの強い味方。
前方に座っていると、前は女性専用らしく後ろ座席に行くよう促された。今回に関しては不注意な私が悪いのだが、また別の時では前方の席が空いているのに後方座席を女性が埋め尽しており座れないことがあった。
ここで空いているのだから女性は出来るだけ前に行け!と言うとこのご時世大変なひんしゅくを食らうのだろうが多少は配慮していただけると助かります...
昼食のバクミー。日本のまぜそばに良く似ていて美味しい。
ジャカルタの都市型屋内水族館。入場料は130kルピアとインドネシアにしてはそこそこ高額だがそれに見合った充実した展示だった。
水族館ではあるが爬虫類や哺乳類も展示されている。
ここらで宿のチェックイン時間になったので引き上げた。
14日目 ジャカルタへ向かいます。
延泊し続けたゲストハウスをチェックアウトし、久々の朝食を食べてからバスターミナルへ向かう。
朝食に選んだのグデックという肉や卵を甘く味付けしたもの。肉は鳥がメインで色々な部位から選べる仕組みになっており、一番ゲテモノ感がある頭を注文した。
首から上がそのまま出てきて一瞬躊躇したが、甘さが癖になって美味であった。甘い佃煮の味に似ていると思う。
コピ・ルアク
コーヒー好きならこの名前だけでわかるだろう。
ジャコウネココーヒーだ。インドネシアで作られる高級コーヒーは日本で飲むと一杯数千円になるというがインドネシアでは1000円以下で楽しめる。
コピ・ルアクは挽き方なのか豆が違うのか種類があるようでこの2つから選べと言われ香りを嗅がされる。単純に香りがわかりやすく強い方を選んだ。
コーヒーは普段飲まないので、特別違いに驚くことは出来なかったが、ブラックでも飲みやすくフルーティーさを感じられる一杯だった。
バスターミナルに到着し、チケットを見るとジャカルタ行きバスは昼12時半発、翌朝3時着らしい。
何故そんなに訳のわからない時間に到着するのか疑問であったが他社より安いのでそこに決めた。※他社でも深夜着がほとんど。
後に調べて判明したが、どうやらバス会社とタクシーが組んで深夜に絶妙な郊外に客を下ろすらしい。
バスについてるトイレ。思った10倍キレイ。
朝3時残念ながら遅延なしで到着した。
案の定待ち伏せタクシーに集られるが、いつも通りアプリで呼ぶ。
こんな時間に入れるホテルを探すのは大変なことだとスラバヤで学習したので24時間営業のマクドナルドでしばらく時間を潰す。
チキンバーガーセットを頼み、ダウンロードしていた「真夏の方程式」を見ながら長時間粘る。映画を見終わっても更に粘り時刻は朝7時。ついに店を出た。
13日目 イッテQ聖地巡礼、ボロブドゥールには行くな!
ジョグジャカルタに来た主な目的はボロブドゥール寺院を見ることである。日本に居るときから一度は目にしたいと考えていたスポットだ。
そんなボロブドゥールだが先月末に世界の果てまでイッテQでみやぞんに先を越されてしまっていた。(ちなみに私が行きそびれたブロモ山も行ってた。)
考え方を変えると日本のテレビで取材されるような素晴らしい場所に行くわけである。
ジョグジャカルタ中心地から1時間半。
ボロブドゥールに到着した。
千年以上発見されていなかった秘境とは思えぬほど観光化が進み、現地の修学旅行生で賑わっていた。日本で言えば修学旅行の京都奈良のような感覚だろうか。
高揚する気持ちを抑えチケットカウンターへ。
75kルピア。この国にしてはまぁまぁってとこだな。
IDカード見せて?
パスポートでいい?
君外国人なの?それならあっち
外国人の料金が分かれていることに嫌な予感がしつつカウンターへ。
300kルピアです。
学生なら230kです。
外国人へのボッタクリも大概にしろよ!!!
※言ってませんからね
インドネシアやりやがった。外国人だけ入場に2300円も持って行くなんて、昨日の釣り堀丸一日プランでも釣りが来るじゃないか。釣りだけに....
コホン、ともあれ楽しみにしていた寺院であるので気持ちを切り替え入場する。
凄い!こんなに壮大だなんて!!!
嘘である。広角カメラで至近距離から撮ったから凄そうな雰囲気が出ているだけで、実際は本当にしょうもない。想像の数倍小さいピラミッド型の建造物がポツリと一つあるだけだった。
これは世界随一のガッカリ観光地と言っても過言ではない。ある意味の世界の果てだろう。
政府にボラれ、ガッカリしながら近くの食堂に入る。
ライスインスープと付け合せで10k。
ボロブドゥールとは違い凄く安い定食を食べ、料金を渡す。
あと12k足りないよ。
何言ってるんですか?10k渡しましたよ。
付け合せ食べたやろ?その金や。
まんまとやられた。たぶん払わなきゃだけどひとまず抗議してみよう。
有料だなんて聞いていない。有料の付け合せなど頼んでいないし、勝手に出して金とるなんて卑怯だ。
これがインドネシアのルールだ。さっさと払え。
本当にインドネシアルールかどうかは知らないがこれ以上店の前でごねると凄い恥ずかしい人間になりそうな気がしたので諦めて金を支払った。
まあ、良く考えたら日本のお通しだって知らない外国人からしたら変に感じるだろうし、食べなきゃ金取られないだけこっちのがマシか...
この後は、他の遺跡も見て回るつもりだったが、このガッカリ感の延長になりそうな上、調べたらまたしても外国人の入場料が高額なので、再び釣り堀に行くことにした。
今日はウキと針を使って狙ってみる。
釣り開始2分後
コロソマです。
恐らくコロソマはこの釣り堀のハズレ的存在だ。周りもコロソマが釣れて嬉しそうな人はいない。
ヒラマサ狙いなのに、ブリが釣れて嬉しくないのと同義だ。※冬なら大喜び、太ってるので。
4時間後。
ハズレ一匹で終わってしまった。
途中で昨日の仕掛けに戻すも効果はなかった。
渋くても一匹釣れただけ良しです。
12日目 釣り欲は止められねえんだ。
snsを見ていると磯釣りの釣果が延々と流れてきて、ついに我慢の限界に達した。
この旅行では釣りに行くつもりは微塵もなかったのだが、観光を辞め釣り堀に行くことにした。
釣り堀カフェ。
4時間レンタルタックル餌仕掛け込み 1000円
この様な国のレンタルタックルはまともな物が無いだろうと決めつけていたが、そこそこパワーがありそうな竿と明らかにシマノのデザインをパクっているリールに対大物用ラインが巻かれたタックルが出てきた。
これならば何とか戦えそうだ。
池では時折、激しい捕食音や1mを有に超えるアリゲーターガーの姿が見え興奮が高まる。
アリゲーターガーはこんな魚。スラバヤ動物園での写真。
仕掛けはオモリと針だけのシンプルなもので小ナマズのぶつ切りか練りエサをつけて池に投げ込み待つだけ。
ひとまず、ぶつ切りを針に掛け池に投下する。
すると途端に激しいアタリがあるも餌だけ取られてしまった。
再びぶつ切りをつけ、場所を変えながら粘ること1時間。釣り糸がゆっくりと動き出した。一呼吸置いて、一気に竿を煽る。
ヒット!
中々激しい引きにも竿はしっかり追従し魚をいなすが、リールがとにかくオンボロだった。ドラグが機能しているのが不幸中の幸いで本体は負荷に耐えかね派手にたわみまともに巻き上げができないどころか壊れそうである。
したがって竿で寄せ、リールに負荷をかけないように隙を見て糸を巻く事になった。(※ドラグ あらかじめ設定した以上の負荷が糸にかかるとリールが自動で糸を出し、糸に負荷をかけすぎないようにするシステム。)
上がってきたのはコロソマの奇形?
続けてナマズをつけた上に練りエサでコーティングするという欲張りセットを目の前に落としてみる。
待つこと20分、突然竿が引き込まれそうになり、慌ててアワセを入れる。(竿を煽って針を魚の口にしっかり刺すこと。)
すると途端に凄い速度で対岸に向かって泳ぎ出し、ドラグがけたたましい音を上げる。リールが壊れないよう必死に手で抑えつつ、隙を見て巻いては糸を出されるというやり取りを何度かしたところで相手はギブアップ。
上がってきたのは、特大ナマズ。レッドテールキャットフィッシュが正式な名称だった気がする。
池にリリースし、再び釣り糸を垂れる。
今度は練りエサのみで狙っていると、いきなり糸が引きずり出された。ナマズのような重量感は感じないものの、凄まじい速度で池中を泳ぎ回る。
釣れたのはコロソマ。
この後はアタリはあるものの針掛かりせずタイムアップ。
1000円で4時間遊んで3匹というコスパの良さと純粋な魚のデカさによる楽しさ相まって素晴らしい時間だった。
宿に戻ると、宿の支配人にカードゲームに誘われ、やってみることに。
支配人の他に宿泊していたオランダとスペイン出身の旅行者と一緒に卓を囲む。
トランプのようなカードを用いて4枚の手札の内2枚を確認し、見えない手札を想像しながら山札や他のプレイヤーのカードと自分の手札を一枚ずつ交換する一連の流れを数回行い、合計数値が小さい者が勝ちというルールらしい。
素人目では
・相手の動きを覚えどのカードを、交換すべきか。
・何か聞きかじった事ある確率知識っぽく考えて小さい数の確率を上げていくか。(だいぶ違うけど)
の2点が重要に見える。
モンティ・ホール問題←確率知識のやつこれです。
https://analytics-notty.tech/very-good-explain-montyhall-problem/
ゲームはかなり盛り上がり、6ラウンドほどプレイした後、集計し成績が悪い者の罰ゲームを決めようと言う話に。支配人が積極的に腕立て伏せ30回だ!と言うので罰ゲームはそれに決まり結果発表
支配人自ら罰ゲームを遂行していた。
一日中、釣りとゲームで遊んでいる内に夜遅くになり、満足して眠りについた。
11日目 番外編現地に溶け込み過ぎな件
10日目 英雄の町スラバヤ
ブロモ山は諦めて夕方のジョグジャカルタ行き列車を昨日のうちに予約していたので今日はそれまで観光をする。
スラバヤは欧米からの侵略に対し最初に奮起したことから、英雄の町とも呼ばれている。そして本日11月10日は奮起した開戦の日として、英雄の日ということになっている。
街には英雄の塔というモニュメントがあり、毎年この日にここでイベントがあるらしいので行ってみる。
9日目 過ちは再び
深夜1時頃、バスの中で目を覚ました。
マップを開いて位置を確認する。
寝過ごしたぁぁぁ!
プロボリンゴは遥かかなたまもなくスラバヤに到着という状況だった。バスが出る前にブロモ山ツアーとともに予約しておいた宿からはbooking.comを通じて、怒涛のメッセージが来ている。
宿代800円は返ってこなそうだ。
寝坊も行き過ぎると逆に冷静になると言う通り、今当に冷静そのものだ。追加料金は要らないようでスラバヤで下車。しつこく寄ってくるタクシーをフルシカトしながらレイトチェックインのホテルを予約し、流れるようにバイクタクシーを手配する。タクシーの運転手を一瞥することもなくその場を後にした。(バリは良いとして、インドネシアのタクシーは一社を除いて危ないから乗らないほうが良いと言われていたので。それにアプリの方が安いし)
宿の前に到着するも扉は閉まっている。声をかけても誰も出てこない。バイクタクシーの運転手は私が困った視線を送るとそそくさとその場を後にした。
静まり返った知らない町の人気の無い路地に私一人。
だが実はこの展開も十分予想出来ていた。コルカタ深夜到着時、目的の宿が閉まっており散々な目にあった経験と同じ臭いがしたからである。
そのため、その宿が不発でも問題無いよう、ホテル密集地の前払い不要ホテルを予約していた。
一軒ぐらい空いているだろうと歩き出す。
一軒も空いていません。
10軒ほど回っただろうか、空いているホテルが一軒もなく、鍵や柵がされており敷地に入れない。まさか治安が悪すぎて夜は開けられないのだろうか。若干心細くなり始めた頃、一縷の望みを見た。
24時間営業のサークルkが煌々と明かりを灯していたのだ。コンビニに駆け込み、この辺で空いてるホテルは無いかと店員に尋ねる。すると親切なことに一軒あるかもしれないと案内してくれた。
閉まっていた。
しかし、フロントで寝ている人物が見える。コンビニ店員と共に扉を叩きフロントマンを何とか起こし無事に宿泊場所を確保することが出来た。コンビニ店員に深く礼を言うと、金を要求することもなく去っていった。
寝床を確保出来たのは深夜2時、シャワーを浴び、今後の予定を練り、バスや列車の調べ物で気づけば外が明るくなっていたので、目覚ましを設定しチェックアウト時間まで寝ることにした。
12時にチェックアウトを済ませ、スラバヤ中心部へ向かう。スラバヤはあまり観光地が無いようなので、明日のジョグジャカルタ行き鉄道チケットを買い、近場を見て、今日の安宿を予約し再び床についた。
スーパーで売られていたスターフルーツ。
インドネシアが名産地らしいものの見るのも初めてだ。味は梨とほぼ変らない様に感じた。3kルピア。スーパーで他のフルーツの値段を見た所南国というだけありフルーツがとにかく安い。スイカやメロンが一玉500〜1000円ぐらいで買える。またパイナップルやドラゴンフルーツのようなトロピカルフルーツは更に安い。
インドネシアに来てからノラ犬はバリで少し見かけた程度でノラ猫が圧倒的に多い。
退役した潜水艦モニュメント
内部の殆どを見ることができる。
魚雷発射管。直近のコナンの映画を思い出します。
明日はインドネシアにとって特別な日らしいので何があるか楽しみです。