12日目 釣り欲は止められねえんだ。

snsを見ていると磯釣りの釣果が延々と流れてきて、ついに我慢の限界に達した。
この旅行では釣りに行くつもりは微塵もなかったのだが、観光を辞め釣り堀に行くことにした。


釣り堀カフェ。
4時間レンタルタックル餌仕掛け込み 1000円

この様な国のレンタルタックルはまともな物が無いだろうと決めつけていたが、そこそこパワーがありそうな竿と明らかにシマノのデザインをパクっているリールに対大物用ラインが巻かれたタックルが出てきた。
これならば何とか戦えそうだ。

池では時折、激しい捕食音や1mを有に超えるアリゲーターガーの姿が見え興奮が高まる。

アリゲーターガーはこんな魚。スラバヤ動物園での写真。

仕掛けはオモリと針だけのシンプルなもので小ナマズのぶつ切りか練りエサをつけて池に投げ込み待つだけ。

ひとまず、ぶつ切りを針に掛け池に投下する。
すると途端に激しいアタリがあるも餌だけ取られてしまった。

再びぶつ切りをつけ、場所を変えながら粘ること1時間。釣り糸がゆっくりと動き出した。一呼吸置いて、一気に竿を煽る。

ヒット!
中々激しい引きにも竿はしっかり追従し魚をいなすが、リールがとにかくオンボロだった。ドラグが機能しているのが不幸中の幸いで本体は負荷に耐えかね派手にたわみまともに巻き上げができないどころか壊れそうである。
したがって竿で寄せ、リールに負荷をかけないように隙を見て糸を巻く事になった。(※ドラグ あらかじめ設定した以上の負荷が糸にかかるとリールが自動で糸を出し、糸に負荷をかけすぎないようにするシステム。)


上がってきたのはコロソマの奇形?

続けてナマズをつけた上に練りエサでコーティングするという欲張りセットを目の前に落としてみる。

待つこと20分、突然竿が引き込まれそうになり、慌ててアワセを入れる。(竿を煽って針を魚の口にしっかり刺すこと。)

すると途端に凄い速度で対岸に向かって泳ぎ出し、ドラグがけたたましい音を上げる。リールが壊れないよう必死に手で抑えつつ、隙を見て巻いては糸を出されるというやり取りを何度かしたところで相手はギブアップ。


上がってきたのは、特大ナマズ。レッドテールキャットフィッシュが正式な名称だった気がする。


池にリリースし、再び釣り糸を垂れる。

今度は練りエサのみで狙っていると、いきなり糸が引きずり出された。ナマズのような重量感は感じないものの、凄まじい速度で池中を泳ぎ回る。


釣れたのはコロソマ。
この後はアタリはあるものの針掛かりせずタイムアップ。

1000円で4時間遊んで3匹というコスパの良さと純粋な魚のデカさによる楽しさ相まって素晴らしい時間だった。


宿に戻ると、宿の支配人にカードゲームに誘われ、やってみることに。
支配人の他に宿泊していたオランダとスペイン出身の旅行者と一緒に卓を囲む。

トランプのようなカードを用いて4枚の手札の内2枚を確認し、見えない手札を想像しながら山札や他のプレイヤーのカードと自分の手札を一枚ずつ交換する一連の流れを数回行い、合計数値が小さい者が勝ちというルールらしい。

素人目では
・相手の動きを覚えどのカードを、交換すべきか。
・何か聞きかじった事ある確率知識っぽく考えて小さい数の確率を上げていくか。(だいぶ違うけど)
の2点が重要に見える。

モンティ・ホール問題←確率知識のやつこれです。
https://analytics-notty.tech/very-good-explain-montyhall-problem/


ゲームはかなり盛り上がり、6ラウンドほどプレイした後、集計し成績が悪い者の罰ゲームを決めようと言う話に。支配人が積極的に腕立て伏せ30回だ!と言うので罰ゲームはそれに決まり結果発表

支配人自ら罰ゲームを遂行していた。

一日中、釣りとゲームで遊んでいる内に夜遅くになり、満足して眠りについた。