21日目 ラフレシアを探しに行く。

ブキティンギについて調べているとラフレシアが咲く街であることが判明した。

早速宿のフロントに尋ねてみたところ、ガイドを手配してくれた。宿までの送迎、日本語ガイド、ラフレシア専門のガイドがついて200kルピアと破格の値段。

宿で日本語ガイドと合流し、山へ向う。彼は名をYと言い、日本人の奥さんが居て今はそれぞれの国に居るが近い内に日本に移住して一緒に暮らすらしい。

30分ほどで麓に到着しラフレシアガイドと合流する。

想像以上に山奥。トラがたまにいるらしい。


シナモンの葉。シナモンの香りがする。舐めると少し甘い。ここでラフレシアのガイドがシナモンの樹皮をちぎって食べろと勧めてきた。シカじゃないんだからと思いつつ食べるとやはり飲み込めない。


野生のマッシュルーム


ラフレシアの蕾


ラフレシアの花。世界一大きい花というだけあり巨大な花は圧巻だった。80cmぐらいありそう。


枯れたラフレシア
花の寿命は1週間弱程度らしい。


麓の村ではコピ・ルアクの喫茶店があった。
一杯250円と激安。さっきラフレシアを探した裏山のジャングルにあるコーヒー豆から作っているらしい。ジョグジャカルタでは900円だったのであれは観光地価格だろう。

日本語ガイドと街に戻り、解散かと思いきや今日一日良いですよとのことで気になっていた日本軍のトンネルを案内してもらうことにした。

ここブキティンギはオランダによる支配や大戦時代に日本軍が拠点にしていた街であり、日本軍のトンネルはそれを象徴するような戦争の遺産である。

当時、インドネシア人が千人規模で動員され地中深く穴を掘り作られたトンネルでは工事中多数のインドネシア人が死亡したことでも知られており、日本人があまりニコニコして行ける場所でもないがブキティンギに来たならば知っておく必要もあるだろう。




暗く重苦しい雰囲気だった。私が奥へ奥へ行こうとするもガイドがかなり渋っていた。


トンネルのあとは少しお茶をして解散した。
インドネシアの飲み物で、これでもかと溶いた卵に熱いスイートミルクティーを注いだもの。