11日目コルカタ再びと別れ

本日はやるべきことが3つある。
・バラナシへの寝台列車チケット手配
simカード獲得
・k君との再会

列車のチケット手配は大変難解なものだと、日本人のブログで見て身構えながら、外国人向けチケット窓口へ。実際の手続きは意外と簡単で申込み用紙に必要事項を記入し、近くにいたバングラディシュ人の方にわからない箇所をいくつか聞いてすぐに完成である。
申込み用紙には整理番号が振られており、一人ずつ番号を呼ばれ、職員が申込み用紙を見ながら予約を取ってくれるというシステムみたいだ。私の整理番号は22番にもかかわらず、待ち時間は1時間半。なぜそんなに時間がかかるのか理解できないが無事本日20時発のチケットの確保に成功した。

インドでは外国人がsimカードを作成する際、パスポート、ビザ、知り合いのインド人の名前と電話番号が必要になる様で、ホテルの主人にsimカードを作るのに必要だからと番号を聞いてきた。しかし、sim会社がホテルに連絡するとホテルの主人は名前を利用することを拒否しsimカードを作れなくなってしまった。
どうやら単に名前と番号があれば良い訳ではなく、身元保証人的な面倒な意味合いを持つらしい。

simがなければこの先の旅を続けることができない為手段を選んではいられない。私はそこかしこのインド人と知り合いになることを試みた。だが、得体の知れないアジア人が突然道端でsimカードを作るのに必要だから名前と電話を教えてくれと言ってきて承諾するような人間はこの世に居ないはずだ。

引き続きまだ見ぬ身元保証人を探しながら街を彷徨っていると、個人経営らしいsimショップを発見した。藁にもすがる思いでsimをくれと言うとあっさりok。身元保証人は店主がたまたま店にいたおっさんの名前と電話番号を聞き出し解決した。ここで大きな失敗を冒していた。値段を最初に聞くのを忘れていた。案の定sim登録間近となり、高額な値段を言い渡される。それはやり過ぎだと言い返すもここから巻き返すことはできない。定価300ルピーのところ、3倍の金額を支払いsimを手に入れる。

許さねえ、仲直りの握手はなしだ。

早速k君に連絡し、地下鉄駅で待ち合わせる。



k君と入った中華屋。カレーの味がしないって幸せですね。

k君はハウラー駅で見送ってくれると言い適当に時間を潰してから一緒にハウラー駅へ

6ルピーの川渡し船で対岸に輝くコルカタのメインステーションへ向かう。

ハウラー駅ではお盆休みで弾丸インド横断を試みており、ガヤー行きの電車を待つ私の大学のOBらしい方に会った。
3人でしばし談笑してから二人は私を見送ってくれた。


The インド深夜鈍行