22日目懐かしのイッテQ超田舎に泊まろうinネパール

こんばんわ、23日目に美味しいネパールの地酒を発見しまぁまぁ酔いながら執筆しております。

怠惰でついつい延泊しないように、昨日のうちにキャンセル不可宿を取っておいた。
案の定今日は最高に動きたくない気分で一日中ソシャゲに明け暮れたい。だが来てしまうのだ、チェックアウトタイムが。

嫌々宿を後にし、レンタルバイク探しをする。
一軒目1200ルピーを900ルピーまで持ち込むが、カトマンズはレンタルの相場がポカラより安いはずなのにポカラより高い900ルピーでは納得できず帰るフリ作戦を決行する。

本当に帰されてしまった泣

滅気ずに2軒目の挑戦。750ルピーへの値切りに成功し、意気揚々とバイクを見に行く。

50cc相当の電動スクーターだった。

ふざけないで、俺は一泊二日で超田舎に行くの!とごねるが125ccは出払っているし、ネイキッドなら一日1500ルピーだと言われ今度はフリではなく普通に店を出た。

ふらふらと3軒目を探していると後ろから2軒めのおっちゃんが追いかけてきた。友人のレンタル店を紹介してくれるらしい。ありがたくついて行くが、値切りに値切って一日900ルピー。ここで諦めました。所詮ポカラと比べて二日で200円少々高いだけです。(ローカル食堂では1食お腹いっぱい食べれられる金額ですが)

気を取り直し、片道1時間半のツーリングで超田舎を目指す。正直ポカラの交通がかなりピースフルだったので油断していたがカトマンズには「カトマンズ走り」なるものがある様で厄介であった。

頼むから、その間は車間距離なの!追い越して来るな!

だから車間距離だってば!右折してくんな!

カトマンズでは、隙間を開けて走ると構わず横入り横切りをされる。では車間距離を詰め、常に前の車を煽ったらどうなるか。
ネパールの道はバッドコンディションであることを思い出して欲しい。

車の下から突如として大穴が出現し、バイクでは躱せない。スクーターで大してサスペンションも効かないのでお尻に大ダメージを受ける。

もうネパールの道ヤダ

一方で、郊外はポカラの様に平和で気持ちよく走行出来た。(それでも相変わらずガタガタで怖くて50キロ以上出せない)

カトマンズから1時間ほど走ると目的地ナガルコットの丘の麓に到着し、ここから山道をひたすら登る。750ルピーのバイクで来ていたら急坂過ぎてカトマンズに引き返しただろう。

泥まみれの道、鬱蒼とした森を抜ける。ふと不安になって調べてみたが、ネパールにはクマや毒ヘビがかなり生息しているようで、スロットルを握る手に力が入る。

3.40分ほど丘を登りつづけ、3つほど集落を超えた先に本日の宿泊先に到着した。
宿はホームステイと民泊の中間のような雰囲気で過ごしやすかった。


崖にしがみつくように出来ているゲストハウスだが、雨季過ぎて何も見えない。

乾季で晴れているとこのような解放的な景色が見えるんだとか。

部屋で少々休息を取った後食堂件リビングルームへ。
夕方の16時ではあるが早々に気になるネパールの地酒をいただく。

右がチャンという、米から作るローカルどぶろくであり酸味が効いていて呑みやすく美味い。左はチャンを蒸留して作る呑兵衛向けの地酒だ。

酔ってコミュニケーション力に補正がかかったか、食事に来ていたインド人に話しかけ2時間ほど話し込んでしまった。私に英語で2時間も話せる力があるようには到底思えないのだが気づいたら2時間経過していた。内容の多くは地酒に溺れてしまったが、彼はインドに相当不満を持っていて海外で働くことを夢見ていると話していたのを印象的に覚えている。

もう一つ覚えているのが、私の疑問「インドにクマを飼っている集落があるのは本当か。」というものである。さくら剛著作の「インドなんて二度と行くか!ボケ!! ...でもまた行きたいかも」でデリーからアーグラに行く途中でクマを飼う人々を目撃したとか、ブバネーシュワル近くの村でクマを飼う村があるという古いネット記事や、昔父親から同様の話を聞いたことがあった。だがいずれも、その断片的な情報しかない。
そこで、彼はブバネーシュワル出身だと言っていたのでこの機会を逃すまいと聞いてみたのだ。
答えは知らないし聞いたこともない。

うーん、やっぱり自分で行って確かめるしかないのだろうか... 行けないけど....

暗くなってきたので、インド人と別れフラフラと部屋に帰り眠りについた。