18.19日目ポカラツーリングと休息日

ポカラは本日夜出発する予定だったが、町を気に入ったので滞在を一日伸ばし今日はツーリングをして明日はただ町をブラブラと散歩することにした。

今日はポカラの市街地から少し離れたベグナス湖に行ってみる。ネットで出てきたおすすめの観光地だが特にキレイでも見どころがあるわけでもないただのデカい野池だった。

本当にやることが無かったので、子供達に色々と連れ回されたり一緒に池で泳いで時間を潰して帰った。
(今後の体調が心配です。)

ポカラ市街地へ戻り、初日に行って気に入ったサランコットの丘にバイクで登ってみることにした。

道中は空を走っていると錯覚してしまうほど、今にも飛び立てそうな絶景に囲まれていた。
今までツーリングに行った場所の中で、阿蘇山に続く2番目に感動的な道だった。


ポカラの街を眺めながら食事が出来るカフェ。
spring rollを頼んだら何か知らないのが出された。

麓に降り、バイクを返してから、今日は宿を変え90年代から続くという日本人バックパッカーの憩いの宿、ペンギンゲストハウスに泊まる。こちらの日本人宿はオーナーが日本語を話せる他、バックパッカーが置いていったであろう古びた日本語の本が大量にあるというぐらいでシングルルームというのも影響し、他の旅行者との交流はあまり無かった。

19日目 本当に暇な一日

昼前まで寝てから夕方発のバスの時間まで町をブラブラする。

適当に土産物屋を見て、小物を買い、気になった店で普通の昼食を食べた。


トゥクパとモモ

その後は、湖の前で小鳥の模様を見比べながらブログを書き、満足すると再び散歩をして、途中で声を掛けてきたスイーツ屋に入った。


カスタードアップパイを注文したのに何故かチョコレートプリンが出て来たのには驚いたが、極力人に関わらず自分のペースで過ごしたい気分だったので気にせず食べた。

出発の時間が近くなり、宿に戻ろうとするがポカラはただでは帰してくれなかった。

胡散臭そうな男が話しかけ来て麻薬の商談を持ちかけられた。断るも、勝手にどんどん値下げをしたり麻薬の実物を見せてくるので歩きながら話だけ聞いてやることにした。最後には元の半額にまで下りさあ買えと言われるも最初に断ったし買うとは一言も言っていないと答えた瞬間、今までの時間が無駄じゃないかと、怒りだした。結局、粘着され続け、折角穏やかな気分だったのに強く、「いらないからどっか行け」と言うまで居なくならなかった。

ペンギンゲストハウスに預けていた荷物を取りに戻り、バス停に向う。実は昨日たまたま仲良くなっていた、兄弟が日本で働いているという人が一番安いエアコンバスを仲介料無しの1000ルピー(後払い)でカトマンズ行きのバスを親切に取ってくれていた。一応他のバス会社でも値段を聞いていたが同グレードでは最安だったので彼の親切を受け取ることにしたのだ。そして、約束の時間に彼の店に着く直前、道を走るバスが私を呼んだ。オンボロバスだったがわざわざ呼ばれたので予約したバスなのだろうと飛び乗った。ただの市バスのようだった。

おそらく私がバックパックを背負っていたのでバスターミナルに行くものと思って声をかけたのだろう。こうしてポカラの友達を裏切る事になってしまった。バスターミナルで降ろされ仕方が無いので、窓口に行くと、同グレードのバスはたったの670ルピーだった。

強引にお互い様だと思って罪悪感を消した。

バスターミナルを出発したバスにはまだ空席があり、それを埋めたいのかバスの乗務員は道にいる人に走っているバスから「カトマンドゥカトマンドゥ!」と叫び続けていた。
不思議な事に割と人が集まってくるのは何故だろう。ピックアップポイントはいくつかあったが特に何もない場所で客が乗ってくることもあった。カトマンドゥに行きたい時は適当にバイパスを歩いていればバスが拾ってくれるという認識で良いのだろうか。

ポカラについて

ポカラはヒマラヤを主とした観光地であり、数日掛けて山を歩くトレッキング、カシミヤやヤクの体毛で作る伝統工芸の土産ショッピングが主な楽しみ方のようである。今回のバックパッカー旅行で街自体はかなり気に入ったのだがポカラ滞在の魅力は街に留まらないと思う。
次回は、予算を十二分に確保し乾季のヒマラヤが見えやすい時期に来たい。