23日目 ブキティンギ最終日 番外編

夕方5時発のドゥマイ行きバスまで時間を潰す。


恐らく最後になるだろうパダン料理。
左側においてあるのはキキルという名前の料理。牛の皮をココナッツミルクのカレーで煮込んだもの。
値段調査を兼ねて絶対に外国人が来ないであろう食堂に入ると、祖母が日本人だという店主。戦争時代に祖父と祖母が出逢ったらしい。英語も少し出来るようで、まるで親戚の家に来たかのように暖かく迎えてくれた。料金は50k。ちょっと多めに食べたし、こんなものか?キキルが高いという可能性もある。


謎の果物。ライチみたいな味。


かなり熟したモモみたいな味。実は軽いモモアレルギー持ちだが異常はなかった。

市場を散々していたらイスラムの被り物をした女子達に囲まれ一緒に写真を取ってくれと人気者になってしまった。
未婚の女性がツーショットなど取って宗教的に大丈夫なのだろうか。後でやたら画質の粗い写真を貰ったがその対策だろうか。写真は一応載せないでおく。


市場の奥の方。
生きたニワトリのストックの上に肉にされたニワトリが置かれ、まな板もこのケージの上にあった。


2.3日前に紹介したミナンカバウ建築は、観光用に残っているわけではなく町の至る所で見られる。


初代副大統領の家。

家の壁は植物を編んで出来ており、隙間風がとても心地よい。

バスの時間が近づいたのでバスターミナルへ。
この後はブキティンギ→ドゥマイ→マラッカと移動する予定であり、3週間ほど前急遽旅のゴールに変わったマラッカが間近に迫ってきた。

番外編 インドネシアの長距離バス。

インドネシア内での長距離移動は基本的にバスが最安手段となる。きっちり比較してはいないが、メダンからスラバヤまでの狂気じみた長距離バスが運行されているのでバスのほうが安いのだろう。
どのくらい狂気じみているかというと、稚内から鹿児島までバスに乗るのと同じぐらい。

また面白いのは距離だけでなく移動中にも実に愉快な出来事に遭遇する。

インドネシア長距離バスここが好き!
その1。大音量の音楽!
アタリハズレをあるが当たりのバスに乗ったならば昼夜問わず大音量の音楽が旅行を彩ってくれる。当たりを引けば旅路が楽しくなること間違いなし!

その2。生演奏!
要所要所で歴戦のバンドがバスに乗り込み漏れなく乗客全員に生演奏を楽しませてくれる。勿論チケットに料金は含まれていないので演奏後はチップを求められる。イヤホンをしてダウンロードした映画に夢中でも料金が発生するゾ!断っても大丈夫。

その3。ド深夜の飯休憩!
途中適度にご飯を休憩があるのだが、何故その時間になるのか理解でない。16時にご飯休憩があったと思えば次の休憩は翌3時みたいなとこがザラにある。変な時間でも食べないと次の休憩までお腹がすく上、いつになるかわからない!

その4。腹が減っても大丈夫!車内販売!
休憩までひもじい思いをするのかと思いきや生演奏とセットで間食を売りに来る。賞味期限がいつなのか、どんな衛生環境で作られたか全くわからない食べ物を楽しめる!

その5。昼発ド深夜到着!
何故そのダイヤになっているのか全く理解が及ばない。昼の12時に出発して、到着朝3時みたいなことが多すぎる!実はバス会社はタクシーと結託しておりバスから降りた瞬間人気者になれる!!

以上です。